リフレクソロジーって何ですか?
リフレクソロジーを簡単に説明しますと、
「主に足の裏を刺激しストレスや体の不調部分を解消する健康法」
となります。
リフレクソロジーの言葉的な意味は「反射学」、故に反射療法とも呼ばれます。
これは全身の臓器や器官が手や足に反射投影されており、その反射区(※1)を刺激することにより身体の本来持つ自然治癒力(人間の身体に生まれながらに備わる自然に病気を治す機能)を呼び起こす効果があると言われるためです。
※1身体の各器官や各部位につながっている抹消神経が集中しているところ。
リフレクソロジー=足裏、足つぼマッサージ のイメージがありますが、実は足裏以外に、手・顔・耳にも反射区が存在するといわれ、例えば、足を怪我しているような時には代替えで手を刺激して足裏と同様の効果を得ることが可能なようです。
ですが、心臓から最も遠い「第二の心臓」とも呼ばれる足裏を刺激することで、全身の血行を良くすることが可能なため、足裏が一番効果的といわれ、リフレクソロジーサロンでも主に足裏を刺激しています。
リフレクソロジーの歴史について
リフレクソロジーの歴史は日本国内ではとても浅く、1996年ごろといわれています。
ですが世界的に見るとリフレクソロジーの歴史は非常に古くなっています。
エジプトの数千年前に描かれた壁画では、足や手を刺激しているものが発見されていますし、中国の5000年前の書物では、足の裏の反射区に関する文書も残されているようです。
ヨーロッパの中ではドイツ語圏の国ではリフレクソロジーが民間療法の種類の一つとして活用されていたようです。
現在、リフレクソロジーは、日本人に適している英国式リフレクソロジーや、ハーブやアロマオイルを活用するドイツ式リフレクソロジー、台湾式リフレクソロジーなどの種類が登場していますが、アメリカが現在のリフレクソロジーの発祥地となっているようです。
足の反射区療法はアメリカのウィリアム・フィッツジェラルドという医師が20世紀一に発見したのですが、これがリフレクソロジーの始まりといわれています。
この足の反射区療法を技術的にも理論的にも確率させ、リフレクソロジーとして進化させたのもアメリカ人でユーニス・インガムという女性の方です。
さらにドイツのハンネ・マルカートという方が反射ゾーンを正確に把握することができたことによって、今のリフレクソロジーの技術や知識として活かされるようになったのです。
反射ゾーンというのは人間誰しも持っているものですので、誰でもリフレクソロジーを受けることが出来ます。
また最近はストレス解消にリフレクソロジーを利用しているという人も増えてきています。
関連ページ
- リフレクソロジーの種類
- 現在日本では「英国式リフレクソロジー」と「台湾式リフレクソロジー」と呼ばれるものが有名。英国式と台湾式の主な違いは、与える刺激の強さです。
- リフレクソロジーの効果
- 身体の不調部分が多い人がリフレクソロジーの施術を受けた場合は、腰痛や肩凝り、冷え性・肌荒れなどその人が不調に感じていた部分が解消する可能性があり、また、自然治癒力を向上させる効果もあるようで、個人的にはこの効果がリフレクソロジーの醍醐味のように感じます。
- リフレクソロジーの職種は?
- リフレクソロジストは治療師ではなく、単なるサービス業のひとつとされています。リフレクソロジー資格は、国家資格ではなく民間資格なのでリフレクソロジーの仕事をやる上で法令上の免許はいりません(現時点では)
- リフレクソロジーの必要性
- リフレクソロジーは健康管理や不調の原因を取り除く効果があるとして注目されていますので、これからも需要は高まってくるでしょう。また、2006年に実施された健康・癒し関連市場調査で、癒されたい時や疲労を回復したい時のサービスで、2位となるほど人気の高いサービスを提供している職業となっています。